ブログを作りたい、ブログを持ちたいという人向けの説明です。

ブログを作る? -基本的なこと-

自分のブログを持つには大きく分けて三つの方法があります。

1.ブログシステムを借りて利用するレンタルブログ。
2.レンタルサーバーを借りてブログシステムを設置する。
3.ブログシステムを設計・作成する。

このページでは1、2について、最初に知っておくべきことを書き留めています。

3については、ここでは取り上げていません。キーワード「php mysql ブログ」あたりで検索してみてください。

ブログの基本的なこと

ブログとはWEB上で記録を残す仕組みのことです。要は、フォームに文章を入力すると、自動的にページが作成される仕組みのこと。一昔前は、HTMLを編集してホームページを作ることしかできませんでしたが、ブログシステムを使えばHTMLを意識せずに更新ができるというわけ。

ブログの特徴は次の5つです。

  1. 文章を入力すると、自動的にページを作成し公開できる。
  2. それぞれの記事(日記)にコメントを書き込める。
  3. 他のブログにトラックバックを打てる。
  4. RSSが自動的に作成される
  5. Ping送信を自動的に行う

1.文章を入力すると自動的にページを作成する

ホームページを作成するには、HTML、CSS、サーバへのファイル転送方法など、多くのことを学ばなければいけませんが、ブログシステムは文章を入力するだけで自動的にページを生成してくれます。ブログが一般的になったことで、情報発信をする人が増えたのはこのためです。

2.それぞれの記事(日記)にコメントを書き込める。

ブログシステムが一般的になるまで、個別のページにコメントできる機能を付け足すのは、なかなか大変でした。それを実現するには、多少なりともプログミングやサーバーの知識が必要なので、一般的な(そう、私のような)サイト管理者には敷居が高かったのです。実現できても管理が大変でした。

3.他のブログにトラックバックを打てる。

トラックバックは、他のブログへ自分の書いた記事のリンクを残す機能です。

例えば、Aさんが書いた記事をみて、Bさんがそれについて考えたことを自分のブログで書く。BさんはAさんのブログへトラックバックする。すると、AさんのブログにBさんの記事のタイトル・要約が表示される。という仕組み。

知識の共有や議論、主張をするタイプのブログで上手くに働きますが、日本ではあまり使われていません。お国柄でしょうか。

4.RSSが自動的に作成される

RSSとは、ブログの更新情報のことです。日付、記事タイトル、要約などが、コンピュータに読み取りやすい形式で保存されます。

あなたのブログのRSSを、訪問者がRSSリーダーに登録すると、ブログを訪問しなくても更新状況を確認できるようになります。

RSSは、更新情報形式のひとつですから、例えばそれを他のブログ上で表示したりすることも応用次第で可能です。

5.Ping送信を自動的に行う

Ping送信とは、自分のブログの更新情報を、Pingサーバーに送る機能です。Pingサーバーとは、無数にあるブログの更新情報を集めるためのコンピューターです。

Ping送信することで、Pingサーバーはブログの情報を収集し、そのデータをブログ検索などに利用します。つまり、Ping送信することで、ブログ検索から訪問者が来るようになる。かもしれない、という機能。

Pingサーバーは、大手のブログ運営者やブログ検索サービスを持っている企業が運営しており、一つというわけではありません。大概のブログで、Ping送信先を設定する機能がありますので、設定しておきましょう。>> Pingサーバー 一覧

Ping送信をすると、限定的ながらアクセス数は増えます。といっても、Ping送信したから、アクセス数が1日1000を越えた!というほどの効果はありません。ブログの話題にもよりますしね。

ブログを借りてみよう

レンタルブログサービスを選び、申し込むだけ。登録するには、メルアドとニックネームを入力するぐらいなので難しくはありません。数え切れないぐらいの無料レンタルブログがありますので、お好みで選んでしまっても問題ないでしょう。

大まかな手順は

  1. レンタルブログの申込みページへ
  2. ニックネーム、メルアドなど必要な情報を入力
  3. メールで申込みの確認が届く
  4. 承認しておしまい

サービスによって多少の違いはありますが、ほぼこんな感じ。15分かからないと思います。メールにはブログの設定情報などが書かれていますので、一通り目を通しておきましょう。

無料レンタルブログを利用する際は、次のようなことを知っておきましょう。

このあたりは仕方ないですね。あまりにも重いと更新する気力がなくなりますので困ったものですが無料なので文句はいえません。そのあたりが気になる人は有料ブログという選択もあります。有料といっても月額500円程度で快適な環境になりますので、長く続けたい人は考えてみてください。

レンタルサーバーでブログシステムを設置

既にホームページスペースを持っている人向けです。わざわざ自分で設置する理由は、データを管理したいとか、カスタマイズして遊びたいとか、重いのはカンベンとか、そんなところです。それなりにホームページ運営やCGI設置の経験がなければ難しいので、ビギナーさんはパスしたほうが無難でしょう。

とはいえ、山があるから登りたいのだという人も多いと思います。僕もそうです。もちろん途中で遭難しそうになったりしますが、それを楽しめる人は設置にチャレンジしてみましょう。大まかな手順は次のとおりです。

  1. 設置したいブログシステムを決める
  2. システムに合ったサーバーを探す
  3. 設置、テスト運営

手順だけ書くと簡単そうですね^^;。最初の難関は、CGIの設置とDBの設定です。多くのブログシステムはログをDBに格納する仕様になっていますので、DBの設定をしなければなりません。DBの作成→ID・パスワード・DBのURIを確認。それを設置したCGIへ入力します。DB自体の仕組みや命令は知らなくても大丈夫です。このあたりは、ブログシステムのインストールヘルプを確認すれば問題ありません。

あとは設置して動作テストをするだけすが、意外と簡単に動いてはくれます。逆にインストール段階で、うまく動作しなかった場合、自分で調べることになります。最初からブログシステム対応を売り文句にしているレンタルサーバーなら、それほど困ることはありません。

ブログシステムはYahoo!カテゴリ - ブログ > ツール、アプリケーションあたりを調べれば、すぐに見つかります。どれを選んでいいか見当つかない人は、WordPressMovable Typeを選びましょう。「対応しています」と名言しているレンタルサーバーも多いですし、WEBや書籍で情報を拾いやすいのが特徴です。設置は簡単、カスタマイズはそれなりに要勉強であります。

ブログシステムを外注する

仕事で会社のサイト内にブログを設置しなければならない。だけども、サーバーとかデータベースとかプログラミングとか、さっぱりわからない。→外注しないといけない。という人は、キーワード「WordPress カスタマイズ 料金」や「Movable type カスタマイズ 料金」などで検索し、ブログシステムのカスタマイズを多く請け負っていそうな制作会社を探すようにします。1からの制作となると、高額な見積もりが返ってくることになりますが、カスタマイズならそこそこの金額で依頼できます。

見積もり依頼の際に伝えることは、次のとおり。あとは制作会社の担当者にまかせておけば大丈夫です。

ブログのカスタマイズを外注する際に、発注側が用意しなければならないのは、次のとおり。

最後のブログを更新する人ですが、これが決まってないと、揉めることになります。計画的に、販促などに役立てたい場合は、システムの発注と合わせて、記事の内容、公開のスケジュールなども調整しておかなければいけません。イメージ的には、公開前に10記事ぐらいは先に書いておくことをおすすめします。記事更新の担当者は、上司経由で調整しましょう。