素材:だから東京が好き
ネコが好き!

とてもネコが好きです。小学生のころ、雨の中ずぶぬれになっていたネコを拾って飼っていたことがあります。ドロンコだらけだったので洗ってあげると、ノラネコには見えないかわいらしさ!親の反対もなんのその、飼うことを決意します。耐えられない!こんなにかわいいネコ様を捨てるなんて耐えられません!
当時は家の中でネコを飼うというのが多くはなかったので、拾ってきたネコも放し飼いです。放し飼いといっても夜には必ず帰ってきて、いっしょに寝てました。そして朝の7時ぐらいになると必ず私の顔を舐めて「起きてゴハンくれよ〜」と、おねだりの開始です。たとえネコさまの目的が「ゴハン」であったとしても、私がやらねば誰がやる精神で飛び起きておりました。(子供の教育には動物がよろしいという意見もうなずけます。)

2年ほどが過ぎたころ、気が付くとネコさまのお腹が大きくなってまいりました。「誰だ!ウチの娘に手だしたノラは!」。放し飼いだったから仕方ないとはいえ、小学生にして親の気分が十分わかりましたとも。妊娠しちゃたころからネコさまの様子が少し変わってきました。必要以上に近づいてこないのです。当時はすごい寂しく感じたものですが、子猫が生まれるのが楽しみなのは楽しみだし必要以上に近寄らないようにしました。

かなり昔の事で記憶が曖昧なのだけど、子猫は確か4匹産まれたと思います。親ネコさまと同じ色のかわいい子猫さま達です。子猫さまが生まれたのは、なんと私のベッドの下。よく覚えてるのは、2度ほど子猫さま達の居場所を違う所に変えたのだけど、なぜだか親ネコさまは元のベッドの下に連れて帰ります。そんなにベッドの下が安心だったのでしょうか。

親ネコさまと合わせて総勢5匹になったネコさま達ですが、さすがに5匹を飼うことが出来ず、子ネコ様達は、2ヶ月目ぐらいで貰われていきました。もう十数年前のことなので、みんな生きてはいないと思いますが、ひ孫ネコさまとは何処かで会えるかもと時々思い出します。

その後、数年はネコ様と仲良くやっていたのですが、いつのころからか姿を見せなくなってしまいました。飼い猫でも息を引き取る時は、人のいないところへ行くのだとかなんとか聞いたことがあります。
仕事の関係上、今はネコ様を飼うことが出来ないのだけど、いつかまたいっしょにネコ様と生活で出来ますように。

駄文失礼