レンタルサーバーは電車のようだ
レンタルサーバーというのは、一台のサーバーマシンを他の人と場所を分け合って利用するサービス。自分が使っているパソコンを100人以上で使っていると思えばイメージしやすいかもしれない。
レンタルサーバーには、無料で利用できるもの、月々200〜3、000円程度のホスティングサービス、最低でも1万円からの専用サーバーがある。これを電車に例えると・・・。
無料サーバーは通勤ラッシュ
電車にギュっと人を詰め込んで発車する通勤ラッシュの電車に似ている。
レンタルサーバーの場合は無料といっても、必ずどこかで費用を回収しないといけないから自動で広告が入る場合が多い。ところが、広告収入が入るといっても大儲けとはいかないようで、自然と一台のサーバーマシンに多くの人を押し込むことになっちゃう。掲示板の設置ができなかったり、夜になると表示が遅くなるのはこういう状態だからだ。
ホスティングサービスは指定席
月々200〜3、000円を支払って借りる有料レンタルサーバーは言うなれば、指定席で優雅に旅にでるのに似ている。
ホスティングサービスは1台のサーバーマシンを一定人数で分けて利用するサービス。個人でレンタルサーバーを借りるというと、普通はこのサービスを利用することになる。
ところが、同じホスティングサービスでも値段の幅は200〜3、000円以上と幅が広くて、選ぶのに迷うこと間違いなし。これはもうサービス提供側の設備費用と利益次第としか言いようがないので、どこが一番だとは言い切れない。月々どれぐらい自分が支払ってもいいと思っているか次第なのだ。
専用サーバーは電車を貸切
通常は100人以上で使うサーバーマシンを、自分一人で使っちゃう豪華なサービスもある。つまりは電車を貸しきりにしちゃうのである。電車を貸し切るなんてありえないと思う人がいるかもしれないけれど、電車も貸切できちゃったりする。一生に一度ぐらいは貸切で遊んでみたい。
専用サーバーを借りるのは、例えば大掛かりなCGIやデータベースを一度に数百人が利用するような場合。他にも企業サイトやビジネスサイトで、管理をしっかりしたい場合にも利用される。ホスティングサービス以上に細かい設定ができるけれども、これは管理者の腕次第。
ちなみに一台のマシンを自分だけで使いたい場合、自宅サーバーという手もある。これは、自分でサーバーマシンを買ってきて、自宅に設置するという方法。例えば、勉強のためにWEBサーバーを立ち上げたりとか。この自宅サーバー、立ち上げるのは意外と簡単。ところが、セキュリティーを考えたり、運営上のメンテナンスをするには、かなりの知識と時間が必要で、好きじゃないとできない分野。チャレンジ精神旺盛な人は試してみてもいいかもしれない。